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整体での考え方

「整体」とは「東洋医学」に基づいた考え方で施術を行っていくものです。
しかし「東洋医学」といわれても、どんなものかよく分からない、というかたもいらっしゃると思います。
ここでは「東洋医学に基づいた整体の考え方」について簡単に解説していきます。

身体すべてをトータルで診る

人間の身体は、頭、身体、腕や手、足などがすべて繋がっていて、そこを血液やリンパなどが流れています。
また骨も見事なバランスで繋がっており、正しい姿勢を取っていると、それぞれかなりの重さがあるものですが、そのような負荷は感じないものですね。
このように身体というものは骨、筋肉、靭帯などがトータルで繋がって支えあっていて、きちんと機能しているもの。

しかし一部に痛みが生じた場合、その部分だけに着目しても、根本的な原因がそこにあるとは限りませんので、簡単に改善が見込めない場合もあります。
ですから例えば「肩が痛い」といっても、身体全体のバランスをチェックしたり、腰のあたり、足のバランスを確認するなど、「痛みとは関係ない場所」もチェックするのです。
それによって、痛みと直接繋がっていない場所に根本原因があった場合はその部分をケアしていくことで、身体全体のバランスが正常に戻り、痛みがなくなっていくんですね。

根本原因についてのアドバイス

身体全体のバランスを診ながら、ひとりひとりの状態に応じて根本的な原因となっている骨や筋肉のズレ、歪みなどをケアしていく「整体」は、その施術を受けただけで、たった一回で驚くようなよい状態になることもあります。

しかし、もしそのズレや歪みに関して、その人本人が日常的に「ズレや歪みを引き起こすくせ」があったとしたらどうでしょう。
どんな腕のよい「整体師」に施術をしてもらっても、場合によってはまた翌日には痛みが発生してしまうかもしれません。

ですから「整体の考え方」では、普段から身体が整うように、日常的なくせなどについてもカウンセリングでしっかり耳を傾けて極力突き止めていきます。
ここで明らかに、このくせによって歪みを引き起こしている、と分かる場合、そのくせを治すようなアドバイスをします。
それをきちんと守っていただくことによって、より施術したあとのよい状態を保つことができますし、くせがなくなればもう痛みに悩む必要も、最終的にはなくなるからなんですね。