整体師とは?整体師の仕事、整体師の役割、整体師の資格、すべて教えます!

整体師の心得

「整体師」としたスタートすると、実際に整体院を訪れる人に触れて、矯正をしたり、筋肉のケアを行っていくことになります。
もちろん学校などでしっかりと知識は身につけていますので、基本的な知識やスキルはある状態でスタートしているはずですが、これからよりスキルの高い「整体師」になるためには心がけておきたいことがいくつかあります。
ここでは「整体師の心得」について解説していきます。

しっかりと耳を傾ける

意外かもしれませんが、訪れた人の状態を改善していくために、最も大事、といっていいのは「施術の前の問診」です。
なんらかの不調で来ているのであれば、やはりその原因が日常生活のなかのどこかに潜んでいるはずですので、そういったことは本人から聞きださなくては単純に施術だけを行ってもよりよいケアはできません。
ですから問診の用紙にもしっかり細かく思いあたることなどを記載していただきつつ、訪れたかたの話をしっかりと聞き、施術のヒントを引き出さなくてはいけません。
このように話を引き出すことも「整体師としてのスキル」といえるのです。

施術をして「効果があった」「あまりなかった」場合も書きとめておく

施術をマニュアルどおりに行っても、しっかりと効果がある場合と、あまり効果が見えなかった、という場合は存在します。
それは人の身体の状態や日常生活における生活習慣はそれぞれ異なるため、画一的に施術を行っても数学のように割り切れる結果ばかりがでるとは限らないからです。
ですからそのときの状況、訪れた方の生活スタイルなど、さまざまな要素を書きとめておくことをおススメします。
このようなものが積み重なると、それはひとつのデータとなりますので、その後の施術に生きてくるはずです。

訪れる人の状況は常に異なる

基本的な知識や施術については、座学や研修によって身につくものですが、実際に施術を行ってお金をいただくようになる、という場合は、その時のその人の身体の調子、生活習慣、性格、気分など、すべて異なるものです。
ですから効果についても、訪れた人がいかに「満足するか」ということ、この満足度が「整体師」としてやっていく上でポイントになる、ということ。
そういったことから、「このような痛みの場合はこのやりかた」というように画一的、マニュアル的な施術を行うのではなく、さまざまな角度から総合的に考えて施術できるようになることが重要です。